再生の家(既存)

令和5年の水害被害に合ったお宅の改修です。3つの柱からなる設計を行いました。①暮らしを取り戻すための復旧・・・基本的な間取りは変えない。断熱材の入れ替えを行い、温水暖房システムを取り入れ暖かい暮らしの実現をはかりました。災害から復興していくためにも仕上げ材は気持ちも明るくなるような色合いを使用しましたが、使い勝手や耐用年数から既存住宅設備はなるべく活かすこととしました。 ②バリアフリー化 床の段差解消。水害被害も相まって、構造から入れ替え、サッシや建具も一度外すなど大がかりな施工となりました。 ③今後の対策 布基礎で盛り土だった
床下に勾配をつけたコンクリートを打設し、排水管を新設しポンプも入れました。これにより、同様の水害が起こっても、被害が合わないようにしました。また、腰には調湿作用のある素材を採用しました。各室の床には可能な限り対角で床下点検口を設置し、点検や乾燥などに役立てる。

竣工年月 令和5年2月
構造 木造
延床面積 122.78㎡(設計・施工範囲)