住まい工房Sは
秋田の素材、自然素材、
中二階、色彩コーディネート
を取り入れた
和モダンテイストの未来のために少し昔に戻る家
ご無沙汰になっていました。暑い毎日ですね。
先週末、お盆休み以来のお休みをいただき
お茶のお稽古へ行ってきました。
非日常に身を置きつつ、気心の知れた仲間とのひと時は
気分転換になります。
といいながら、今回は茶道についてのご紹介ではありません。
茶道にはいろいろな心得がありますが
建築の設計についても私なりの心得があることを
お伝えしたかったのです。
それは「傾聴する」ということです。
設計者にもタイプがあると思いますが
私の場合は、お客様のご希望をヒアリングして
それをベースにいかに心地よいものにするか
センス良くまとめるか考えながら設計しています。
お客様の中には稀にいらっしゃるかもしれませんが
この人が「一番技術的に知識があるからお願いしよう」
という視点よりは
作品例をみて「なんか素敵だな」とか
話をして「話しやすい人だな」とか「信頼できそうな人だな」
という選択肢で設計者を選ぶことの方が
多いと思っています。
だからこそ、
まずはお施主様の話を聞く、
傾聴する、否定しない、寄り添う
というところを大切にしています。
お施主様自身で図面を描く方、
正直、あり得ない希望を切々と述べる方も
なかにはいらっしゃいますが
それをいかに専門的な視点で軌道修正できるよう
誘導していくかというところも必要な心得と思っています。
設計者の視点でありがたいのは
画像や時にはイラストなどで
イメージを伝えて下さること。
例えば、和風にしたいといっても
数寄屋建築も寺院建築も
どちらも和風です。
どんな和風なのか
画像があるとお施主様のイメージに近づく
ヒントになります。
また、会話を重ねていくと
デザインなのか、機能なのか、予算なのか、
お施主様が無意識だったとしても
何に重きを置いているのかが
理解できるようになります。
設計だけでなく、どんな場でも
傾聴も含まれますがコミュニケーション力、
そして、信頼関係の構築は
物事をスムーズに進める鍵ですね。
個の時代に変化しつつある世の中においても
ますます重要になってくることと思います。
住まい工房Sは
秋田の素材、自然素材、
中二階、色彩コーディネート
を取り入れた
和モダンテイストの未来のために少し昔に戻る家