リフォームの難点

 今回はリフォームについてのお話をします。

 現在、丁度計画中のお客様がいらっしゃるので、そこから参考になることを書きたいと思います。

 どの程度手を入れるかによりますが、即答で出来る、出来ないは難しいです。例えば、間仕切を壊すにしても、その壁が筋かいの入っている耐力壁だと簡単にははずせません。仮に筋かいをはずせたとしても、全体の壁の量やバランスなどチェックが必要になります。既存の建物の図面が整っていれば参考になりますが、それもなければ、予測しながら進めることになります。加えて、仕上の壁をはがしてなかを開けてみると、梁が入っていなかった、腐っていた、虫に食われていた・・・など予期せぬ事態に見舞われることがあります。予算も少し余裕をみておく方がいいでしょう。

 それから、色の好みの問題。壁紙を貼り替えるのは比較的容易ですが、木材に塗装した仕上で、それを濃い色から薄い色にしたい・・・こういうケースも難しいです。色を塗り替えるにしても、上からシートや壁紙など貼るにしても、木の目を残すことは出来ません。そうすると折角、好みの色にしても逆に安っぽくなったりします。今回のお客様もこの点については残念でしたが、現況のままにすることにしました。

 もう一つ、ユニットバスや住設機器を取り替える場合。新しく清潔にしたいのは誰しも同じですが、新築時は問題がなくとも改装時に起こる問題があります。それは、搬入、搬出のスペースが必要だということ。間仕切りが既存のままの場合、扉や開口部の幅が確保されていないと交換が難しいケースがあります。事前にメーカーサイドに確認が必要になります。

 このようにリフォームは、既存の条件にうまくあわせながら進めていくことが大切です。