狭小住宅の間取りのこと

  これまでの経験を通して役立つ情報をお届け致します。

 第一回目は「間取り」のこと。

 最近は、この秋田でも狭小住宅なるものが増えております。土地の広さ、経済状況、家族構

成など様々な事情によると思います。狭いスペースをいかに有効に使うかが私達の腕の見せ

所にもなるわけなのですが・・・。その中で着目しておかなければならないことを幾つか挙げた

いと思います。

 まず、一つは水廻りの位置です。リビングから直接、洗面室やトイレに続いている場合。最

近は、システムキッチンでも対面型向けに静音機能のついたシンク等がありますが、水の音

は以外に気になるもの。洗濯機の音、シャワーの音、まして、いくら家族でもトイレの音が気

になるようでは落ち着いて用も足せません。そういった場合、例えばトイレは少し奥まらせると

か、水廻りとリビング側の壁に収納を作りワンクッションおく・・・など完璧でなくとも、幾らか解

消させる方法があります。

 次に気になるのが、冷暖房のこと。間仕切りを少なくし、高さ方向にも空間を取ることで、部

屋全体は随分広くなります。しかし、冷暖房、特に暖房はどうするのでしょう。全館暖房にし

て、室内環境を一定にするのは建物にとっても一番いいことかもしれませんが、コストもかか

ります。それではどうするのか。部屋毎にするのか?暖房の種類もどうするのか?床暖房に

するのか?ストーブを置くのか?FFでいくのか?燃料は?暖房器具の置く位置は?課題は

次から次へと出てきます。家族によっても状況は違います。ただ、一つ言えるのは、必ずイニ

シャルコストとランニングコストを考慮に入れるということ。これだけは忘れてはなりません。

 それから、もう一つ。何に重きを置くか、という点です。LDKを中心にした間取りだとどうして

も導線が交錯しがちになります。家族の生活の時間帯がずれたりして問題が少なければいい

のです。何かする度にぶつかったり、重なってはストレスが溜まります。また、駐車スペースに

ついても考える必要があります。極力スペースを抑えるというのも一つの考えてすが、2台あ

る場合、縦列タ イプだと車の出し入れの度に車をよせたり必要になります。それを苦としない

場合はいいのです。空いたスペースにお庭を作ったり楽しむことも出来ます。でも、ストレスに

感じたりいつも忙しく余裕のない場合だと、少しでも余裕のあるスペースをとる方が賢明に思

われます。いずれにしても、れぞれのライフスタイル、性格に合わせ、いかに気持ち良く心

地良く過ごせる家にするか・・・というのが大切だと思います。